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『苛め問題』

学校でのいじめ問題は、いろいろな専門家が発言しているので、
私は、職場でのいじめについて、ちょっと書きたいと思います。

先日、メールでいつも相談や近況を報告してくれる方が、
会社で嫌な人がいると言っていました。

聞こえるように、ワザと悪口を言ったり、
態度があからさまに悪いといった感じなんだそうです。

今、職場でのいじめというのは大きな問題になりつつあるようです。
というのも、雇用形態の違う人たちが混在している企業が多くなったからです。

正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなどの、
雇用形態が様々ありますが、正社員も派遣社員も同じ仕事をしていることがあります。

私も以前の職場では正社員も派遣社員も、同じ仕事をしていました。
同じ仕事なのに、待遇が違う点と、派遣社員やアルバイトは、
どうしても入れ替えが激しくなってしまうことで、問題も起きました。

現在、事務関係の正社員を取らない会社も増えてきています。
派遣社員でも十分にこなせるのと、クビにしやすいというメリット、
そして、やはり一番が経費の問題でしょう。

正社員で人を雇うと、年間約1000万円の経費がかかります。
給料もそうですが、保険料の負担や、年金、退職金などです。
そういう背景があるので、女性の正社員での雇用は減ってきています。

現在、派遣社員で働く女性はかなり増えてきており、
人間関係の気薄さから、苛めへ発展することも多いようです。

派遣社員や契約社員は、あくまでも契約に基づいて仕事をしています。
ですので、3ヶ月毎に更新するような派遣社員であれば、
3ヶ月後には、働いていないかもしれないのです。

いつやめるかわからない人に、わざわざ仕事を教えるのは面倒とか、
せっかく色々教えたのに、3ヶ月で次の人に交代するなら、
また初めから仕事を教えなければならない、ということになります。

実際に働く側の契約社員や派遣社員は、右も左もわからないところに来て、
仕事を丁寧に教えてくれないと、PCスキルはあっても、
実務はこなせないことになります。

結果、仕事の出来ない派遣社員!というレッテルを貼られることもあるのです。

悲しいですが、これが派遣社員の現実です。
私も地元の北海道にいる頃から、派遣で仕事もしていましたし、
半年前まで派遣で仕事をしていたので、実態はよく知ってます。

そんな中で、特殊な商品を扱う企業などでは、専門用語も頻発に出てきます。
しかし、それが何かを知らない派遣社員にしてみると、
言ってることがわからないので、質問も出来ない状態になります。

そこで、人間関係の気薄さが問題になります。
信頼関係を作る以前の問題として、最初に壁が出来上がってしまっています。

どうせ3ヶ月後にはやめるんでしょ?
そんな人に仕事教えるだけ、無駄じゃん!

こういう壁ですね。
最初にこの壁がある状態を、派遣社員を入れるかどうかを管理している上司や、
人事などは知りませんから、次から次へと派遣社員や契約社員を導入します。

その結果、派遣社員VS正社員という戦いに陥ることもあるようです。

さて、この問題をどうしていくか?
という事なんですが、会社という場所で人間関係を築くには、
仕事以外はありません。

飲みに行くとか、歓迎会をするとか、リクリエーションするとかは、
はっきり言うと意味がありません。

一生懸命に仕事に取り組む以外に方法がないと言っても良いと思います。
ここはサークルでもなければ、飲み仲間が集う会でもないのですから、
仕事をする以外に、解決する方法はないということです。

仕事を双方が一生懸命にやっていれば、壁が無くなり、
段々と人間関係も築けるようになってきます。

最初から信頼関係を持とう!と思う前に、目の前の仕事をしっかりこなすことで、
次第に人間関係も構築されてくるという仕組みです。

目の前の問題を解決する方法として、全然別の何かで解決することがあります。
この場合も、人間関係の問題ですが、仕事をしっかりこなすという事で、
人間関係もスムーズに行くという例です。

何か問題が起きると、その事ばかりに拘り過ぎていると、
いつまでも問題解決されない場合がありますので、
その問題から一度、外へ出て観察することが大事になってきます。

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