梓の『しあわせ』処方箋

『すれ違う男女』

想い合っているのにすれ違う。
男の愛と、女の愛は違うものです。

とってもすれ違っているものです。

すれ違っているけれど、理解のある関係。
これはとってもしあわせなんじゃないかな？と思います。

ハッピーエンドにはならなくても、
二人の関係はハッピーという状態ですかね。

相手に伝えたい。向き合う相手には理解して欲しい。
わかって欲しい。こう思うものだと思います。

本音をさらけ出した自分を受け止めてくれる。
ぶつかり合っても、ケンカをしても、それでも絶対に背中を見せない愛情。

それが本当の愛情なんだと思います。

ただ、本当に無償の愛というのは、親子関係以外には無いと思って下さい。
親子関係で、しっかりと無償の愛を感じて育った人は、
親だから、無償なんだということが理解できているので、
親以外の人は、無償じゃないということを肌でわかっています。

しかし、親子関係でも無償の愛を貰えなかった人は、
恋愛で無償の愛を欲求するようになります。

本人は、殆どの場合が気が付いていません。
自分が親から愛されて育ったと勘違いしている場合が多いです。

その場合は、かなりの欲求を恋人に向けることになります。
すれ違うどころか、噛み合うはずもありません。

恋愛では、好きという感情だけではない、
慈しむ気持ち。尊敬する気持ち、大切にしたいと思う気持ち。
守りたいという気持ちなどの、互いが互いを思い合うことが大事だと思います。

相手を理解したいという気持ちと、
相手に理解してもらいたいという気持ち。

両方がうまく重なるとき、本当の愛情が生まれるのかもしれませんね。

なかなか人の心の中は見えません。
だから、表に見える態度や行動は、よりわかりやすい方が良いです。

伝えたいと思う気持ちが一番大切だと思います。