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『愛情バランス』

恋人から結婚までの過程で、二人の愛情のバランスを考えてみました。

どちらか一方が一生懸命になっていることはないでしょうか?
デートの予定を立てるのはあなたですか?彼ですか?
食事に行くレストランを決めるのはあなたですか?彼ですか?
何かの話題を提供するのはあなたですか?彼ですか?
マンネリにならないように努力しているのはあなたですか?彼ですか?

お互いが同じ比率くらいで行っているのなら、大丈夫だと思います。

前のデートの計画は私が立てた、その前は彼が立てた、という具合に、
特別なルールが無くても、どちらが一方的にということではなく、
どっちもどっちで、同じように恋愛のバランスが取れているのは、
とっても良いことだと思います。

しかし、その反面、このバランスがどちらか一方に偏ってしまうと…。

こんな例がありますので紹介します。

私の友人Kさんは、彼がとっても好きで、いつもデートの予定を完璧に立て、
ドライブの時のCDも自分でチョイスし、
彼が食べるものにも気を使い、お弁当を作って持って行き、
時にケンカをしても、自分から必ず間を埋めるように彼に近づいていってました。

Kさんは、彼との隙間を埋めるように努力をしていたのです。

付き合って1年、Kさんは二人は上手くいっていると思っていました。
思い出すのはケンカよりも、楽しく過ごした時間ばかりです。
彼も優しく自分に接してくれるし、何の問題もないと疑っていませんでした。

そして、1年と半年たったとき、Kさんは彼から別れを告げられます。
上手くいってたと思っていたのに、どうして??
Kさんには別れる理由がわかりませんでした。

彼にどうしてそんなことを言うの?と聞いて返って来た答えは。

「君と一緒にいると、僕は何もするチャンスを与えられない。」
「すべて君が決めて、君が行ってしまうから。」
「君が僕を愛しているほど、僕は君を愛していないと思う。」

やり過ぎは何事も良くないと言ってますが、こういうことも現実にありました。

彼女はいつも愛し過ぎる女性でした。
尽くして、尽くして、尽くし疲れてしまうくらい。

彼を大事にすることばかりで、自分が大事にされているかを感じることもないまま、
彼女は尽くし続けました。

そしてある時、気がつくのです。

こちらが隙間を埋めようとしなければ、
この隙間はどんどん広がっていくのではないか?と。

一方的に隙間を埋めようとしている場合、
その恋愛は必ず最後に破局することになります。

恋愛ではなく、一人芝居に近いからです。

電車の運転手があなたで、後ろの車掌が彼だと思っていたのに、
運転手があなたで、乗客が彼だということになっているのですね。

もし、これは私の事??と思うならば。
全ての隙間を埋める行動をやめてみましょう。

二人のデートは無くなるかもしれない、メールも電話も無くなるかもしれない、
二人の時間が全く無くなり、彼からの思いやりも感じられなくなるかもしれない。

でも、これが現実になったのだとしたら、
あなたは立派に隙間を埋める作業をセッセとしていたことになります。

あなたが隙間を埋めるのをやめたら、彼は車掌の役をやり始めるか、
乗客のまま座っているかで、あなたは気がつくでしょう。

彼に愛されているのかを・・・。

これが逆でも一緒。
男性の方ばかりが一生懸命になっていると、
女性はなんだかツマラナクなってしまうものなんです。

お互いが同じくらいの力関係になっていないと、
恋愛は長続きしませんよ。

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