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『自分を中心に地球は回ってない』

自分にとって重要なことが、相手にとっても重要か?
逆に、相手にとって重要なことが、自分にとって重要か?

人と付き合うと、価値観は当然違ってきます。
価値観が違うという事は、重要な部分も違ってきます。

自分が苦しい、自分が悲しい、自分がつらいと自分の感情に振り回されているとき、
相手のことは見えにくくなりますよね。

当然、自分が苦しいから、相手に目を向ける余裕なんてないのはわかるのですが、
ここで自分!自分!ってやっていると、余計に苦しくなっていってしまいます。

なぜ、こんなにつらいのか?苦しいのか?悲しいのか?こちらに目を向けて、
どうやったら苦しみから解放されるか?
悲しみから解放されるか?を考えて欲しいと思います。

振られたとか、傷つけられたとか、人は様々な理由で悲しくなったり、
つらくなったり、時には怒りたくなります。

この自分の感情に振り回されてしまうと、本当に余裕がなくなり、
相手のことも見えず、自分を中心に世界が回っている状態になります。

ある男性の話しです。
自分には奥さんも子供もいるのに、ある女性を好きになりました。

その女性は独身でしたので、いわゆる不倫にまで発展してしまいました。
ある時、男性はこの独身女性に振られます。

理由はいろいろあるのせよ、結果は振られてしまいます。
しかし、この男性は自分の納得のいく別れ方がしたいと、相手に詰め寄ります。

自分中心でしか物を考えていないので、
「二人で納得して別れたい」と言葉では言いますが、
結局のところ自分の納得のできる別れ方をしたいと言っているのです。

奥さんや子供に申し訳ないという気持ちすらありません。

独身女性がそれに応じないと、今度はその女性を恨むようになりました。
あの女は薄情で、愛情が欠落しているなどと、言い出すようになりました。

自分の都合で、自分の思うように人が動くと勘違いしている状態ですね。
まさしく自分を中心に世界が回っていると思っています。

論理的には、自分の思う通りに人が動くはずは無いと自覚しているにも関わらず、
こういう場合には自分の思う通りに動いてくれないと、
恨みつらみを吐き出すというのは、単なるワガママ、子供と同じです。

悲しい、つらい、苦しいと思う時、人の成長が分れます。

忘れようと思うか、復讐してやろうと思うかで、
自分が成長するか、しないかが決まります。
楽をして生きようと思っている人は、自分が成長するのは大変ですから、
復讐という方を選びます。

自己の成長は楽ではありません。
40半ばのオジサンだって成長してない人はたくさんいます。

楽な方、楽な方へいった結果、憎しみの感情や悲しみの感情に、
自分が振り回されることになってしまうのです。

二つの選択肢を迫られたとき、楽なのは感情のままに生きることですが、
そこに自己の成長は見られません。
乗り越えられる力をつける為には、自分の感情に振り回されないことです。

自分にとって重要なことは、相手にとって重要とは限りません。
しあわせになるには、悲しみを乗り越えることです。
つらさを乗り越えることです。苦しみを乗る越えることです。

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