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『悩んでいる人の共通部分』

魚なのに鳥のように飛べと言われたら、
「私は魚なので飛べません。」と答えれば良いです。
鳥なのに海で泳げと言われたら「私は鳥なので泳げません。」と答えれば良いです。

でも、悩んでいる人はこれが言えない。

魚に鳥のように飛べという方が間違いなのに、自分が飛べないことを、
申し訳ないとまで思ってしまう人は、人間関係で悩んでいる人が多いです。

自分は魚なのだという価値観を持っていないし、魚であって良いと思っていないし、
相手が魚なのか鳥なのかもわかっていないのです。

こうなると、人の場合はどうなるか?
上下の人間関係も左右の人間関係も同じように対応します。

例えば、新入社員が上司にタメ口を聞く。
最初は社会人としてのマナーで敬語を使いますが、
上司の今までの苦労や人生の重みを感じることすらできないので、
何度か飲みに行くうちに勝手に信頼関係が出来たと勘違いをし、
しまいには友達のように扱う。

自分の価値がわからない人は、人の価値もわからない。

恋愛をしても、自分はありのままで良いと思っていないので、
トコトン相手に尽くしてしまったりする。

しかし、エネルギーが続かないし、いつまでも自分の価値を相手は認めないので、
(感じられないだけなのですが)相手に不満を持つようになります。

そして、相手を恨むようになるのです。

人間関係で悩んでいる人は、相手との距離がわからないのです。

なぜなら、それを教えて貰っていないから。

子供の頃に、親と自分と他人との関係を、
愛情というもので、教えられて育っていないのです。

母親にものすごく愛される。
そうすると、母親だから愛してくれると思う。
友達は母親みたいには愛してくれない。

母親が子供の欲求を満たす。
同じ欲求は、友達に通らない。

ここで初めて他人との距離がわかるのです。
でも、母親に甘えられないで育った子供は、
他人との距離感がいつまでも掴めません。

母親にする欲求を友達にし、恋人にし、上司にもし、顔見知りのすべての人にします。

相手は逃げ出します。
人間関係のトラブル発生です。
人間関係のトラブルは、相手も起こしますが、自分も起こしている場合があります。
しっかり把握して、改善するように努力しましょう。

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