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『無限』

俺が何をしたって、何をしていたって、女は待ってくれるはず。

無限の期待をする男性が増えている中で、
無限の報酬を渡してしまう、いわゆる尽くし過ぎる女もいます。

二人のニーズが合っているからといって、
この二人がくっ付けば、崩壊は目に見えているのです。

では、そのメカニズムへ。

まず、男の無限の欲求は、母親に対する欲求と同じです。
ようは、こういう男性は大人でない子供です。

無限に報酬を与えている女の方は、男に愛を与えているつもりになっていますが、
実は、自分が認められたいという欲求からの報酬になります。

報酬を与えれば、私は認められる。
私なしでは生きられないように仕向ける女と。
永遠に無限の欲求をする男。

さて、最終的にどうなるか?

無限に欲求するということは、満足感がありません。
欲求オンリーです。 欲求してそれに応えても、その一瞬だけの満足なので、
次から次へと欲求をしていきます。

無限に報酬を与える女は、より男に満足して貰う為に、
次から次へと欲求を叶えてやります。
しかし、ふっと気が付くのです。認められていない。

欲求に応えているのに、認められている感覚がない。

それはそうです。男は次から次へと欲求してくるので、
満足していないですから、女を認める訳がありません。

最初、ものすごく上手くいっているように見えるカップルが、
最終的に崩壊してしまうのは、これが原因の場合があります。

無限に欲求する男は、最初無限に愛を与えるような素振りを見せます。
「あなたを守りたい。」
「自分が子供のころに苦労したから、自分の家庭は大事にしたい。」
「あなたに苦労をかけさせたくない。」

しかし、結婚してから3年くらいしてくると、
男の無限の欲求は徐々に表れてくるのが多いようです。

女は最初から尽くします。
これでもかというくらい最初から尽くしていきます。

常に認められたいという思いが強すぎるのです。
だから、こういう人は誰にでも尽くす傾向があります。

どちらもどちらなのですが、最初に引き合うのは当然です。
男は欲求を満たしてくれる女を探し。
女は尽くして自分を認めてくれる男を探しているのですから。

こういう場合、女が先に「おかしい」と気がつきます。
男は自分の欲求がすさまじい事には殆ど気がつきません。

今までニコニコ顔で満たしてくれているのですから、気が付くはずもありません。

女は「認めて欲しい」欲求が満たされていないことで気が付く場合が多いです。
ここから修羅場になります。

女は尽くしても、尽くしても認められないことで、だんだん不機嫌になってきます。

いつもニコニコ顔だったものは、だんだんと機嫌の悪い怒った顔になります。
欲求を母親のように満たして欲しい男は、これにイライラし始めます。

モラハラ=モラルハラスメント
これにも当てはまる可能性があります。

精神医学では自己愛が強いといいます。

自己愛はナルシシストと思われがちですが、
最近の精神医学では、自己愛は自分を愛することだけでなく、
自分が愛されたいと、外部に感情のエネルギーを発する場合も含まれます。

尽くし過ぎる女も、無限の欲求をする男も、
最終的にしあわせになれる可能性は低いです。

なぜ、自分は尽くし過ぎてしまうのか?
なせ、自分は欲求が多過ぎるのか?

自分に問いかける事は、今後の人生をしあわせに導くと思います

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