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初めに

失恋ほど自分の自信を無くし、打ちひしがれる感情になることはないでしょう。悲しくて辛くて、毎日が真っ暗の中にいるようです。でも一筋の光が見えてくる時が来ます。悲しい気持ち、辛い気持ちを整理して失恋から立ち直りましょう。

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失恋の原因

 突然の別れほど、理不尽なものはありません。しかし、人の気持ちというのは移り変わるものです。結婚の約束をしていようと、婚約していようと、何かの原因で恋愛感情が急に消滅してしまうことがあるのです。

 それは相手が不誠実だからとか、自分が悪いからだとかではなく、人間の心というものは移り変わるように出来ていることも原因しています。相手のせいや、自分のせいにして、そこから先に進めない感情にとらわれてしまう前に、心の整理をつけましょう。

 失恋の原因として相手に他に好きな人が出来たというものがあります。なんとなく好きという感情が無くなってしまったという事もあります。あなたの何かが嫌になり、嫌われるということもあるでしょう。

 原因は様々ですが、原因を探るだけで頭の中がぐるぐるとなってしまい、失恋のスパイラルから逃れられなくなる前に、ひとつひとつを冷静に判断して長く暗闇にいることがないよう、そして自分に自信を持って前に進む気持ちが持てるようになりましょう。

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失恋から立ち直る方法

 良く言われるのが時間が解決してくれるという事です。これは確かに言えることですが、今まさにつらい時に、時間が経てば・・・とは思えないと思います。ですので、ここでひとつのお話をしておきます。

 インドの神話にヤマとヤミーの夫婦の話があります。ヤマはインドの神話において、人類第1号とされており、仏教においては閻魔と呼ばれ、閻魔さまに舌を抜かれるの閻魔さまです。ヤマの妻はミヤーといいヤマが亡くなると、ミヤーは毎日泣いてばかりいました。

 この頃、宇宙には昼と夜という概念はありませんでした。それヤミーは「今日、ヤマが死んだ」と言って悲しみ続け、憔悴していきました。他の神々は、何とかヤミーを慰めようとしますが、いつまで経っても「今日、ヤマが死んだ」と言っては涙を流すのです。

 そこで神々はこの宇宙に夜を作りました。そうして一夜明けるとヤミーは「昨日、ヤマが死んだ」と言い、この昨日が一昨日になり、やがて数ヶ月前になった時、ミヤーは夫の死を受け入れられるようになったのです。

 悲しみというものに実態はありません。形なき感情というものは、いつか消えていきます。それを消さずに残しているのは、私たちの心なのです。悲しい、辛い、苦しいというものは目に見えるものではありません。見えないものは必ず忘れていってしまいます。

 恋人から貰ったもの、携帯に残っているアドレスや履歴、思い出の品は全て処分し、まずは物質を無くす事をしましょう。思い出の品を抱えていては、いつまでも忘れることは出来ません。

 物質的なものがなくなったら、今度は気持ちの整理をします。良かった思い出、ケンカした思い出、思い出せる限り思い出して、ひとつひとつに良かった悪かったを区別します。相手を責めることも、自分を責めることもせず、次に同じような事があったら、自分はどうしたら良いか?を考えます。

 嬉しさを表現すること、悲しみを伝えること、怒りを抑えず、相手に理解してもらうこと、たくさんの事を恋人から学んだはずです。最後に感謝の気持ちが持てるくらいまで、たくさんのことを思い出しましょう。

 感謝できる気持が持てたら、もうあなたは殆ど立ち直っています。次は、どんな恋愛をしたら上手くいくのだろう?など、問題を解決する為にはどうしたら良いのだろう?という方向でいつも考えが及ぶように訓練します。

 問題が起きた時に、相手のせいにしたり、自分を責めていて、結局問題を解決しようとしないから、人間関係は壊れていってしまいます。人間関係だけでなく、全てのことに対して、問題解決をしようという気持ちがあれば、次の恋愛は必ずうまくいくはずですよ。

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